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Rainbow 「Down To Earth」DELUXE Edition [Blackmoreの隠れ家]

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 何度も発売延期され、一体いつ出るんだ?本当に出るの?って感じだったRainbowの「Rising」と「Down To Earth」のデラックス・エディション。一昨日、CDショップをのぞくと「Down To Earth」の方が発売されていました。
 オリジナルの「Down To Earth」がリリースされたのは1979年、私が中学3年生の時。ヴォーカルがロニー・ジェイムス・ディオからグラハム・ボネットに交代し、ロニ―のいないRainbowはRainbowじゃない!とか、Rainbowは終わったとか、ポップグループになったとか、あれこれ言われていた時期ですが、私はリッチー・ブラックモアが良質なハードロックを提供してくれれば文句はなかったし、実際そうしてくれたから、伊藤政則さんが当時言っておられた「Rainbow史上最強のラインナップ!」という言葉の方に賛同していましたね。コージー・パウエルもいたし。
 それこそ、当時購入した「Down To Earth」のLPレコードは擦り切れるほど聴きました。「All Night Long」のイントロなんて、始めたばかりのギターで「Smoke On The Water」や「Burn」の次くらいによく弾いたものです。

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 Disc.1:Original Album
01.All Night Long
02.Eyes Of The World
03.No Time To Lose
04.Makin' Love
05.Since You Been Gone
06.Love's No Friend
07.Danger Zone
08.Lost In Hollywood
09.Bad Girl(7"Single B-Side)
10.Weiss Heim(7"Single B-Side)

 Disc.1はリマスターされたOriginal Album。リッチーの趣味で城で録音されたため、元々、あまり音のいいアルバムではありませんでしたが、リマスターされ、多少は音質も向上しているのでしょうか? 正直、私にはよく分かりませんが、若干各楽器の音の分離がよくなり、クリアになっているような気もします。
 01はイントロにグラハムの叫びとリッチーのちょこっと弾くメロが入らず、ドンのピアノ、コージーのドラムの音が大きめのシングルバージョン(ミックス?)もあるはずですが、これはアルバムヴァージョン。



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 Disc.2:Down To Earth-A Work In Progress
 Previously Unreleased Bonus Tracks
01.All Night Long(Instrumental Outtake)
02.Eyes Of The World(Instrumental Outtake)
03.Spark Don't Mean A Fire
04.Maki'n Love(Instrumental Outtake)
05.Since You Been Gone(Instrumental Outtake)
06.Ain't A Lot Of Love In The Heart Of Me
07.Danger Zone(Instrumental Outtake)
08.Lost In Hollywood(Instrumental Outtake)
09.Bad Girls(Instrumental Outtake)
10.Ain't A Lot Of Love In The Heart Of Me(Alternative Outtake)
11.Eyes Of The World(Instrumental Outtake)
12.All Night Long(Cozy Powell Mix)

 注目のDisc.2のBONUS TRACKSの方は、例のコージー・パウエルの遺品の中から流失したというCozy Tapesからの音源でしょうか?(私は持っていないのでわかりませんが)ネットに出回っている音源などを聞くと、若干違うようです。
 想像ですが、これって楽器(ギターやキーボード)をオーバーダビングするときにモニターしていた音と、オーバーダブした音を、録音したものではないでしょうか? モニターしていた音(?)の方は若干こもり気味で、オーバーダブした音(?)はえらく生々しい感じです。マルチトラックからのリミックスなら、もっと聴きやすくミックスするでしょう。
 01のギターなんて最初は正直、「これ、ほんとうにリッチーが弾いてんの?」って思ったくらいですが、まぁ、Blackmore ProductionsのCarole Stevensが関わっているようなので、偽物ではないのでしょう。ただ、05なんかでは、どうもリッチーのギターじゃない感じのギターも入っているので、ひょっとしたらこれは、マネージャーがプレイしてみせた時の音かな?なんて思ったりもしました。コージーの話によるとドラムは1回しかプレイしていない、とのことですから、マネージャーのギターに合わせてドラムを録音し、そこにメンバーが音を重ねていったのかもしれません。



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 Disc.2の03、06のみヴォーカル入りで、それぞれ「No Time To Lose」と「Love's No Friend」です。ボツになった仮歌でしょうか。コーラスなんかも入っていて、完成形に近い感じではありますが、どちらもこのヴァージョンでOriginal Albumに収録されなくてよかったって感じです。
 08はネットに出回っていたものと同じイントロの異なるものですが、ドン・エイリーのキーボード(クラビネット)ダビング時の録音のようです。ブレイク後がカットされています。
 11はキーボードレスで、リッチーのギター、コージーのドラムサウンドが生々しくってカッコいい完全な別テイク。ホルストの「火星」もギターとベースでやっています。
 12はドラムが前面に出たミックスで、コージーが自分のプレイを確認するために施したミックスではないでしょうか。一部、グラハムのオリジナルとは違うヴォーカルラインが聞けたりします。

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 日本でのシングルレコードのジャケットデザインが使われたりしていて、内装はかなり豪華です。リリース当時の宣伝ポスターやステージ写真の載った16ページのブックレットも付いています。
 もちろんリッチーファンは持っておかなければならないCDでしょう。欲をいえば、1980年の来日公演のリハーサル時にシングル用に録音されたという「Will You Still Love Me Tomorrow」を発掘してほしかったな。そういえば1980年の来日公演はLiveレコーディングされ、「チェイス・ザ・レインボー」というタイトルでリリースされるという告知も当時はありました。あの時のテープもどこかにあるんじゃないかな?

Down to Earth

Down to Earth

  • アーティスト: Rainbow
  • 出版社/メーカー: Universal UK
  • 発売日: 2011/02/08
  • メディア: CD

    Rising

    Rising

    • アーティスト: Blackmore's Rainbow
    • 出版社/メーカー: Universal UK
    • 発売日: 2011/03/08
    • メディア: CD


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