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BONE TO RUN! 斉藤和義@福山ビッグ・ローズ [斉藤和義]

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 8月4日(日)に、福山ビッグ・ローズでおこなわれた「BONE TO RUN! YUMEBANCHI 2012」という屋内ロックフェスに奥さんといっしょに行ってきた。
 出演はBRAHMAN、クロマニヨンズ、そして我らが斉藤和義。
 会場の福山ビッグ・ローズは中・四国最大級の展示フロアを持つイベントホール。今回はここで最も大きいスペースであるDホールを会場に屋内ライブが行われる。
 


 車でビッグ・ローズに到着したのは午後3時過ぎ。会場横の駐車場がまだ空いていたので、そこに車を停めると、私たちと同じく、今日のライブに来たのであろう若者たちが、アーティストTシャツを着て首にタオルを巻いた夏フェスルックで、続々と会場入口に向かって歩いていく。BRAHMANのTシャツとか結構多い。私もせっちゃんのマフラータオル(45 STONES)を首に巻いて「いざ出陣!」である。
 せっちゃんのリハーサルの音(月光だ!)が響いているエントランスでは、スタッフの方々がロープパーテーションを設置し、整理番号順での入場の準備中である。話をお聞きすると午後4時ごろから並んでもらうということだったので、近くのケーキ屋で時間をつぶし、4時少し前に再び会場へ。
 私と同じ「45 STONES」タオルの人も結構目立つ。中には「やさしくなりたい」のヒットでファンになったのであろう年配の女性が、「斉藤さんを近くで見たくて早目に会場に来たのに、整理番号順での入場なんて知らなかった」とスタッフに詰め寄っていた。気持ちはわかるけど、そりゃーしょうがないよね(笑)。ちなみに2000番台の整理番号だった私たちが会場に入るころには、すでにDホールの半分は埋まっていたが、なんとか中央通路のフェンスから2列目の場所をキープすることができた。
 最初のBRAHMANのライブ開始前に「大変激しいライブとなることが予想されますので、体力に自信のない方は後ろにお下がりください」的なアナウンスがあり、BRAHMANのことをよく知らない私たち夫婦は顔を見合わせたのだが、ライブが始まると納得。
 彼らのライブは音もラウドだが、客席もめちゃくちゃ熱く激しいのだ。気がつくとステージ前で激しく体を動かす観客の頭や手といっしょに、なんと足が見えている。よく見ると一人、また一人とステージ前まで観客の上をサーフィンのように身体ごと運ばれていくのだ。後でネット検索すると、なんでもクラウド・サーフィングというものらしい。
 そんな彼らのMCの中でせっちゃんの話題登場。VoのTOSHI-LOWは、「ずっとウソだった」を歌うせっちゃんを、骨のあるヤツだと思って、どこかで一緒になった時にそう伝えたら、「今まではそう思ってなかったでしょ?」っていわれて、「思ってなかった」って正直に答えた、とか、「あんなルックスだから(若いと思っていたらしく)、お前いくつ?って聞いたら、46って・・・。オレは聞こえないふりをした」とか、「さっきも楽屋で、オ●ニーの話をしていたし・・・敬語に直すタイミングない。」とか(笑)。
 BRAHMANのセットが終わると、汗だくのファンの子たちが、一斉にステージ前を離れて行った。お疲れさんです。
 
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 前日の米子では、クロマニヨンズではなく、せっちゃんがトリだったようだが、次のステージセッティングの様子を見ていると、黒のJ-45は登場しているし、アンティーク・ゴールドのGibson Les Paul 斉藤和義モデルもあるし、これからせっちゃんのセットなのは明らかだ。

 会場が暗転すると、ゆっくりステージ下手からメンバー登場。暗くても印象的な佇まいのせっちゃんはすぐわかる。例のアンティーク・ゴールドのLes Paulを肩にかけ、中央のマイクスタンドへ。「ジャ~ン!」という歪んだギターの音を確かめると、「ジャッ!ジャッ!ジャーッ!」というお馴染のイントロの「歩いて帰ろう」がスタート!早くもライブ後半のような大歓声と腕を突き出しての手拍子!やっぱフェスは最初から飛ばしますねぇ!という盛り上がり。もちろん「嘘でごまかして~」の大合唱パートもちゃんとあるのだ。
 続くナンバーは↑THE HIGH-LOWS↓のカバー「青春」。ヒロト&マーシーへのリスペクトが感じられるニクイ選曲だ!これは文句なく盛り上がるわ・・・。ホールの外にいたクロマニヨンズやBRAHMANのファンもこの曲が始まると急いでホールに戻ってきて、一緒にこぶしを振り上げ、大声で歌ってる。いいね~、せっちゃんもとっても楽しそうだ。
 間髪いれずに、軽いギターソロから「ずっと好きだった」へ。安定したバンドの演奏が心地よい。そして最初のMC。
 「イェ~イ、斎藤和義です。」
 
 「このイベントも3回目なんですかね?フツーにクロマニヨンズのファンなんで、一緒にやってて不思議な感じがするんですけど。さっき演奏した「青春」は、人生の中でもベストテンに入る好きな曲なんです。今、ヤバイのが「雷雨決行」っていう曲で、マジ泣きそうになります。まぁ、今日は演りませんけどね。あとで本人たちがやると思うんで(笑)」
 「次もカバーやりたいと思うんですけど、「蕎麦屋」っていう、中島みゆきさんの曲で、最近すごく気に入っている曲です」
 せっちゃんのエレキのアルペジオに辻村くんのリードギターのメロディーが重なるイントロ。何となく「紅盤」収録の「天使の遺言」を思わせる雰囲気だ。あとで、ユーツベとかみると、原曲はアコースティックながらアレンジとかほぼ一緒な感じ。この時は、「なんで中島みゆきをここで?」って思ったけど、この曲、9月19日にリリースされるニューアルバム「ONE NIGHT ACOUSTIC RECORDING SESSION at NHK DR-509 Studio」に入ってるんだね。
 
 ここ広島県福山市は、ギターの藤井謙二くんの地元ということもあって、
 「え~普段はThe Birthdayでギターを弾いてる藤井謙二!福山県!違った(笑)!福山出身~!」とせっちゃん紹介(笑)。
 「ただいま~」(藤井クン)
 「昔、18歳の時?デビュー前に小さなライブハウスでやったんだっけ?」
 「それ以来の福山ライブです」(大きな拍手!)
 そして、他のバンドメンバー豊夢くん(Ds)、辻村くん(G)、隅倉くん(B)も紹介。
 「なんか、さっきBRAHMANが余計なこと言ってたみたいだけれど(笑)。昨日も2回しました!おかげで今日はスッキリ!(笑)」
 と、両手をぐるぐるまわしてみせる。
 そして、明るい松嶋菜々子のCMと、「後悔なんて クルクルポイだ~」の歌詞も印象的な新曲「ひまわりの夢」に続いては、せっちゃんの高速カッティングに否が応でも盛り上がる「I LOVE ME」。ステージに向けて両腕を突き出し「I LOVE ME!」の大絶叫。Les Paul もイイけど、やっぱり黒のJ-45が似合うぜせっちゃん!
 そして、そのまま「月光」へ。正直、ドラマの主題歌に使われていた時には、ドラマ視聴率の低空飛行ばかりが取りざたされて、あんまり聞き込んでもいなかった(「今夜、リンゴの木の下で」が私のヘビロテ)のだけれど、先日のBSプレミアムを観てから評価一変(笑)。しかも、「男の価値は何で決まるのかなぁ? そんなの家族に決まっているでしょう」なんて歌詞に気付いた時には、「やっぱりせっちゃん最高だぁ!」と思ってしまった。
 ラストナンバーは「やさしくなりたい」。辻村くんがイントロのメロディーを奏でた瞬間、大歓声だ!かなりの人が「♪愛なき時代に~」のところでは、突き出した腕を左右に振っている。もう、説明不要の大ヒットナンバー。前半の「歩いて帰ろう」や「ずっと好きだった」もそうだが、こういった場でヒット曲を惜しげもなく披露してくれるせっちゃんの自然体がイイ。なぜだかこういった場では、ヒット曲をやらない人がいるじゃないですか。「ライブの流れがどうとか」理由はあるんだろうけど、でも、聴きたいものは聞きたいし、他のアーティストのファンの方々にも、「ほら、これ知ってるでしょう?斉藤和義いいでしょう?」ってアピールしたいじゃないですか(笑)。ファンとしては。
 「この後はクロマニヨンズだー!」
 というせっちゃんの叫びでセット終了。実質45分程度だったけど、充分満足でした!
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【斉藤和義 SET LIST】
1.歩いて帰ろう
2.青春(↑THE HIGH-LOWS↓のカバー)
3.ずっと好きだった
4.蕎麦屋(中島みゆきカバー)
5.ひまわりの夢
6.I LOVE ME
7.月光
8.やさしくなりたい

 せっちゃんのセットが終わったら、私たち夫婦は休憩タイム。エリアの後ろまで下がって、静かに座ってクロマニヨンズを観るつもりでしたが、何処から来たのか、背の高い関係者風の人たちがどんどん集まってきて、ステージがまったく見えなくなってしまう始末。やっぱり、臨戦態勢を整えなければならないのですね(笑)。
 そんな中スタートしたザ・クロマニヨンズのステージの模様ですが、私は2~3曲目に演った「タリホー」をかろうじて知っていた程度なので、どこか別のブログに譲りたいと思います。
 長々と付き合っていただいてありがとうございました。

BONE TO RUN!2012 YUMEBANCHI
【広島公演】
2012年8月4日(土) 開場16:30 開演17:30
広島県立ふくやま交流会館 ビッグ・ローズ
出演:ザ・クロマニヨンズ/斉藤和義/BRAHMAN
前売り 5500円(オールスタンディング)

ONE NIGHT ACOUSTIC RECORDING SESSION at NHK CR-509 Studio

ONE NIGHT ACOUSTIC RECORDING SESSION at NHK CR-509 Studio

  • アーティスト: 斉藤和義
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 2012/09/19
  • メディア: CD



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