今日、66回目の原爆の日

　今日、2011年8月6日。広島は66回目の原爆の日を迎えました。午前8時15分、平和公園へと向かう道すがら、「あの日もこんな天気なら、原爆は落とされなかったかもしれない」という、誰かのつぶやきに空を見上げると、今日の広島の空は厚い雲に覆われていました。
　

　3.11に起きた東日本大震災。テレビ画面を通して見るその惨状は幼い頃、原爆資料館で見た広島の惨状と重なるものがありました。そして、それに伴う福島での原発事故は、これまで繰り返し聞かされていた、核との共存、原発の安全性に大きな疑問を抱かせるに十分でした。

　「未来をつくるのは人間です。喜びや悲しみを分かち合い、あきらめないで進めば、必ず夢や希望が生まれます。」
　平和への誓い―こども代表

　今年も祈念式のパンフレットについている折り紙で、折り鶴を折らせていただきました。この鶴は広島市長が訪問する国の政府に贈られているそうです。

　原爆資料館入口のロビーにある「地球平和監視時計」。広島への原爆投下から24106日。最後の核実験から128日。

　青々とした葉っぱをつける「被爆アオギリ」。

　被爆から66年目の夏は、私にとっては「核の恐怖」というものについて、あらためて考えさせられる夏となっています。