映画「マザーウォーター」観ました！

　広島市内、新天地にある「広島シネツイン新天地」に、映画「マザーウォーター」を観に行ってきました。
　以前、ＢＳで「かもめ食堂」をみて以来、すっかりこのシリーズ（？）のファンになってしまった私。しかも今回は、私の学生時代からのアイドル小泉今日子さんがソコに加わるとなれば、こりゃ映画館まで行くしかないでしょう。
　「マザーウォーター」は、留まらない水の流れを感じさせる古都・京都を舞台に、川の流れのように、あるいは湧き出る澄んだ水のように暮らす人たちの日々を淡々と描いていきます。
　

　
　ウイスキーしか置いていないバーを営むセツコ（小林聡美）、コーヒーやを営むタカコ（小泉今日子）、（豆腐という）「自分の好きなもの」をつくるハツミ（市川実日子）。3人の女性の店に置かれた「椅子」には、家具工房で働くヤマノハ（加瀬亮）や、銭湯の主人オトメ（光石研）、オトメ湯の手伝いをしているジン（永山絢斗）、散歩するマコト（もたいまさこ）らがやって来て座り、静かに語り、そして去っていきます。
　特に何かが起きるわけでもなく、淡々と水の流れのように過ぎていく時間がとっても心地よい映画です。ちなみに「マザーウォーター」とはウイスキーの仕込みに使う水だそうです。
　
　それにしても小林聡美さんの存在感というか、空気感はすごいです。そして、彼女のつくるウイスキーの水割りの美味しそうなこと！　さっそく家に帰って、「山崎10年」を水割りでいただきました。

　そうそう！小林さん、もたいさん出演のＴＶ「２クール」のエンディングテーマ曲「罪の味」を担当していた「ハンバート ハンバート」の「おなじ話」を、もたいさんが銭湯でマコト（赤ん坊）をあやしながら口ずさむシーンには思わずニヤリとさせられました。この曲、すごくいいんですよ。
　ハンバート ハンバートは１２月１８日（土）に広島クラブクアトロで、広島初ライブがあるようです。