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「20世紀少年-最終章-ぼくらの旗」をみた [風雲映画帖]

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 今日が初日の映画「20世紀少年-最終章-ぼくらの旗」をみた。映画を公開初日に見に行くなんて、ひょっとして初めてじゃなかろうか? 
 「20世紀少年」は映画からハマったクチだ。第1章のDVDを観て、ラストが気になって原作の単行本を買い、第2章を公開月に映画館で、そして第2章のDVD、昨日放送の「もうひとつの第2章」をTVで観て、今日を迎えたわけだ。
 原作のラストは、「えっ!これって何?」というもやもやが残ったのだけれど、映画版では、大どんでん返しがあるのだけれど、すっきりハッキリと、しかも清々しく描かれていて、個人的には大満足だった。
 原作にあったあのシーンは?あの人の出演ってこれだけ?ってところも結構あるけれど、それをやっていると映画が終わらなくなってしまうよね。むしろ、この長さに、よくこれだけの内容を詰め込んだというべきかな。
 ケンヂ(唐沢寿明)の歌うあの歌(「Bob Lennon」)が、オッチョ(豊川悦司)が祈るように高く掲げたラジオから微かに聞こえてくるシーン、そして、ライヴ会場で実際にケンヂが歌うシーンには鳥肌が立った。そして、大冒険活劇という感じの本編とはうって変わった静かなラストシーン(特に神木隆之介くんの寂しげな微笑)が、この最終章をぐっと味わい深いものにしていると思う。
 「1800円なんてもったいない!半年待って、レンタルDVDでいいじゃないか!」という映画が多けれど、これは1800円以上の見応えでした。
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