サンフレッチェ広島、２００９年には再びJ1へ！

　サンフレッチェ広島のJ2への降格が決まった。昨日、広島ビッグアーチで行われたJ1・J2の入れ替え第２戦。第１戦を落としたサンフレッチェは負けられない戦いだった。序盤から攻め込み、何度も惜しいシーンがあったが、どうしてもゴールを奪えず0-0の引き分け。これで２００３年以来５季ぶりのJ２への降格。…残念だがこれが現実である。昨日ビッグアーチに集まったサポーターは今季最多の２３０００人だったが、みんなの願いは叶わなかった。
　何本のシュートが相手ゴールを脅かしただろうか。それでも最後までゴールネットを揺らすことはできなかった。まるで悪夢でも見ているように、佐藤のシュートも、駒野のシュートも、森崎のシュートも、柏木のシュートもバーに弾かれ、ロスタイムの槙野のオーバーヘッドもポストに嫌われた。
　試合後、FW佐藤は「ボクは選手会長で責任ある。この悔しさを味わった全員で（J2で）優勝し、１年でJ1に上がりたい」「サッカー選手として、男として、サポーターに流させた涙へ、やるべきことは、それしかない」と語った。自分のチームを「優勝できない」と決め付けて、育ててもらった恩も忘れ出ていったカープの（元）選手会長とはえらい違いだ。悔しさと涙と不安（駒野や柏木の移籍はあるかもしれない）の中で、広島サポーターにとっては非常に頼もしく嬉しい言葉だった。
　来季はこれまで以上にチームとサポーターがひとつになって、われらがサンフレッチェを盛り上げよう！　そして２００９年には、これまでより逞しくなってJ1に戻ってこようじゃないか！