SSブログ

植田正治写真美術館 [風雲美術帖]

 
美術館から大山を望む
 「鳥取砂丘・倉吉・大山」の旅2日目は「植田正治写真美術館」の観賞。何度も「行きたい」と思っていたのだが、訪れるのは今回が初めてである。
 植田正治はモデルにポーズをつけ、構図をばっちり決めて撮る「UEDA-CHO(植田調)」と呼ばれる「演出写真」で世界的に評価が高い写真家。生涯を生まれ故郷の鳥取で過ごし、世界的に評価が高まってもアマチュアを名乗り続けた。歌手・福山雅治さんや俳優・佐野史郎さんも氏に深く傾倒している。
 かくいう私も福山雅治さんがラジオ番組で何度も氏の名前を口にしていたのを聞いて、氏に興味を持ったクチである。だが、美術館で氏の写真を実際に目にして、その作品が持つ独特の“調”に非常に惹かれるものがあった。写真に関して私はまったくの素人だが、「いいなぁ」と思える作品が非常にたくさんあったのだ。
ポストカードもたくさん買ってしまった
 モノクロームの画面の中に表現される「古いけれど新しい世界」とでもいえばいいのだろうか? 懐かしい風景の中にモダンな精神が宿っているような植田正治氏の表現は、私にとって非常に新鮮で、興味深いものだった。

 美術館前にあるバス停からは、田園風景の向こうに美しい大山を望むことができる。宮崎駿のアニメにでも出てきそうな、そんなのどかな風景とモダンな美術館との対比が、植田正治氏の作品が持つ「懐かしい風景の中のモダンさ」と共通しているようで、この場所にとてもマッチしているような気がした。
 

植田正治写真美術館 http://www.japro.com/ueda/


nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。